なぜ調律が必要なの?

 

ピアノの弦は1つの鍵盤につき1~3本張ってあり、全体で約230本ほどになります。

弦1本あたりは約80kgの力で引っ張られています。
ということは1台のピアノの合計で張力は1トン以上になります。

このような大きな力がかかっていることに加え、部品の多くが木で出来ているピアノは気候の変化にも敏感です。
ピアノ本体の歪みも徐々に出て来てしまい、弾かない間も時間が経つにつれ音が少しずつ狂っていきます。

もちろん弾く頻度が高い場合、弦がよく叩かれるためさらに音が狂いやすくなります。
ピアノの置かれている環境などによっても変わりますが、

概ね年1回の調律が必要になります。